杖と呪文の仕組み/スペルドロー編
用語整理
杖の詠唱の基本段位はキャストです。
一般的に1キャストは1クリックに対応します。
つまり3回クリックすると3回キャストしたことになります。
ハンド、または手札は現在のキャストで使われているスペル達を意味します。
デッキ、または山札はまだキャストされてないスペル達を意味します。
ディスカード、または破棄はキャスト済みのスペル達、及びキャストされてデッキから捨て行為を意味します。簡単に捨てると表現することもあります。
英語ウィキでは破棄されたスペル達を呼ぶ名称と捨てる行為を両方ともディスカードと呼んでしますが、区別のため破棄されたスペル達は以下破棄札で呼びます。いわゆる墓地です。
全てのスペルの詠唱が終わったとしても、デッキが全て破棄札に移動していない場合もあります(スペルラッピング等)。
ドローはデッキからハンドにスペルを持ってくることを意味します。大抵の放射物は0ドロー、大抵の放射物調整盤は1ドロー、そしてn倍呪文ばnドローを持っているとの認識で大丈夫です。
一番簡単な例です。
2番のスパークボルトが詠唱されている時、
ハンドには2番のスパークボルトが、
デッキ―には3番のバウンドバーストが、
破棄札にはバブルスパークがいるはずです。
そしてスパークボルトが詠唱された後はディスカードされて破棄札に行きます。
放射物調整盤とn倍呪文
1番のダメージプラスは放射物調整盤なので、ドローが1、つまり1ドローをします。
デッキ―の真上(つまり、その次)のスペルがスパークボルトのためスパークボルトがドローされます。
しかし、スパークボルトのドローは0で、ドローをしないので、そこでキャストは終わり、 ダメージプラス付きのスパークボルトが発射されます。
ダメージプラスの後ろにほかの調整盤、例としてスピードアップがあったとすると
- ダメージプラスのドロー1
- スピードアップがドローされる
- スピードアップのドロー1
- スパークボルトがドローされる
でダメージプラス+スピードアップ+スピードアップスパークボルトが発射されるわけです。
3番目の2倍呪文を見てみると、2倍呪文はドローが2、バブルスパークとバウンドバーストはそれぞれドローが0なので バブルスパークとバウンドバーストがドローされハンドに加え、同時に発射されます。
ここまで見ると、スペルの詠唱の発動は全てのドローが終わった後、初めて行われることがわかります。
これについては次の節で説明します。
キャスト状態
そのキャスト中に読み込まれたすべての放射物と放射物調整盤の効果はキャスト状態という状態に蓄積されます。
ダメージプラスが読み込まれるとダメージ+10、もう一度読まれるともう一度ダメージ+10で総合ダメージ+20に変更、
燃焼の痕跡が読まれたら火の痕跡追加、スパークボルトが読まれたらクリティカル率+5%、拡散-1度、詠唱遅延+0.05秒などなど…になるわけです。
そして処理するべきのドローがもう残っていないとき=今回のキャストが終わった時、
ハンドにある全ての放射物がキャスト状態に蓄積された全ての効果が適用されて発射されます。
例えばこの杖の場合、スパークボルトに付いてる
22ドローが発生、キャスト状態にはクリティカル率+5%×20個とダメージ+20が蓄積されます。
これがスパークボルト20個全部に適用され、 それぞれダメージ+20が付いた、クリティカル率+100率のスパークボルト20個が同時に発射されるわけです。
スペルラッピング
スペルラッピングの場合を見てみましょう。スペルラッピングの場合、
- 破棄札を全てデッキに戻し、デッキからまたドローをする
- その後、現在のキャストが終わり次第杖のリチャージに入る
が行われます。
キャスト中のスペル、すなわちハンドにいるスペルはデッキや破棄札どちらにも入っていないため無限ループは起こりません。
詠唱が4番まで終わった状態を想定しましょう。
5番のライトをキャストするとき、ライトは放射物調整盤なのでスペルを1ドローしますが、次は杖の端でスペルがありません。
その時は上記した通り、廃棄にあった2倍呪文、スパークボルト3つをデッキに戻して再びドローを始めます。段階を踏んで見てみると、
- ライト詠唱
- 破棄札にいた2倍呪文、ダメージプラス、スパークボルト、スパークボルトをデッキに戻す
- ライトがデッキの真上にある2倍呪文ドロー
- 2倍呪文は2ドロー持ち
- 2倍呪文が2番のダメージアップをドロー
- ダメージアップは放射物調整盤のためドロー1
- ダメージアップが3番のスパークボルトをドロー
- スパークボルトは放射物のためドロー0、ドロー終了
- ダメージアップの残りドロー数0、ドロー終了
- ダメージアップが3番のスパークボルトをドロー
- 2倍呪文の残りドロー数1、4番のスパークボルトをドロー
- スパークボルトは放射物のためドロー0、ドロー終了
- 2倍呪文の残りドロー数0、ドロー終了
- ライトの残りドロー数0、ドロー終了
- ドローする処理するスペルが無くなったのでキャスト終了
ダメージプラス+ライト付きスパークボルトが2つ同時に射出される結果に終わります。
多詠唱杖の場合
多詠唱杖の場合も同じです。
詳しくは詠唱数が1より大きいワンドに予め書いているため省略します。
トリガースペル
トリガースペルはキャスト状態を別々に作ります。 この時デッキやハンドに変わりはありません。
- キャスト
- ホーミング誘導をドロー
- ホーミング誘導は放射物調整盤のためドロー1
- 貫通ショットをドロー
- トリガー付きのスパークボルトをドロー(ここまでのキャスト状態=ホーミング、貫通付与、トリガー付きのスパークボルト)
- トリガー付きのスパークボルトはトリガースペルなのでドロー1 (ここからはトリガ―中の新しいキャスト状態)
- 3倍呪文をドロー
- 3倍呪文はドロー3
- ダメージプラスをドロー
- ダメージプラスは放射物調整盤のためドロー1
- 発掘ボルトドロー、発掘ボルトは放射物のためドロー0でドロー終了、ダメージプラスのドロー終わり
- 3倍呪文の残りドロー2で発掘ボルトを2個ドロー、それぞれドロー0で終了
- もうドローするスペルが無くなったのでトリガー中の新しいキャスト状態終了(3倍呪文、ダメージプラス、発掘ボルト3つ)
- 貫通ショットをドロー
- デッキに残ったスペルが無いためキャスト状態終了
- ホーミング付与+貫通付与+トリガー付きのスパークボルト(中身=ダメージプラス+発掘ボルト3つ)射出
になるわけです。
再編集:Tensama0415
情報源:殆どは英ウィキのページから(原作者:Zoldort, Mahtisauvanoita Nira)、他のNoitaの掲示板と色々