杖と呪文の仕組み/ランダム複製呪文編
概要
ランダム複製呪文はこの三つを指し、 SPOILER: コルミシルマン・コイピ を倒すことで手に入れることが出来ます(少なくとも三つの中一つを手に入れる確率は~88.1%)。
特徴は概ね以下の通りです。
1. 複製先のスペルの詠唱遅延、リチャージ時間、拡散はそのまま受け継ぐがマナ流出は無視する
2. ギリシャ文字とは異なり、使用した場合複製先のスペルの使用回数が減少する
3. 複製先のスペルのドロー数も受け継ぐ
4. タイプ"その他"でブーメランパーク等の効果を受けない
5. 杖の中のスペルを複製すると書いてあるが、手札にある、既にキャストされ済みのスペルは複製の対象にされない
3複製の複製失敗
5番の場合、逆に言えばデッキや破棄札にあるスペルも複製の対象に含まれる話でもあります。
しかし、ランダム呪文複製三倍(以下、3複製)の場合、デッキや破棄札にスペルが残っていても複製は起これない場合があります。
3複製のメカニズムを簡単に説明すると以下の通りになります。
1. デッキと手札を合わせて一つの長いリストを作る
2. そのリストの長さを記録する(ここではAとする)
3. 1~Aの中でランダムに数字を選び(Xとする)、1で作ったリストのX番目のスペルを読み込む
4-1. そのスペルの使用回数が0か、もしくは3複製が(rec=2)の状態で再帰スペルを読み込んだ場合、次のスペルを呼び込む
4-2. そうでない場合、キャストし、3番過程に戻る
5. 3~4を3回繰り返す
ここで重要なのは、4-2でリストの長さが変わる可能性があるというとこです。
例えばこの杖でドローできるダメージプラスをコピーした場合、次のダメージプラスとスパークボルトをドローしますが、まだ3複製の処理が終わっていないため二つのスペルは手札から捨てられません。
でも、これでデッキ+破棄札はスピッターボルトのみになりました。
コピー対象を決めるランダム番号は上の3番過程で、(ここでは)1~3の中でランダムで選ばれます。
もし既に2番や3番を引くなら、(デッキ+破棄札は現在[スピッターボルト]+[空欄]+[空欄])なため、コピーも、再抽選も行われないままコピー処理が終わります。
そうやって2回空欄を引いた場合…
このように、まだデッキと破棄札にスペルが残っているにもかかわらず、コピーが一回だけされで(上記したよう、実際は3回コピーしいているけど2回は空振りする)3複製スペルの処理が終わるといった現象が起きるわけです。
基本
ランダム呪文複製がキャストされる時、手札には既にキャストされ済みの(3倍呪文、スパークボルト、スピッターボルト)があり、デッキにはチェーンボルトがあります。
上記した5番特性により、手札のキャスト済みのスペルは複製の対象に含まれないため、ランダム呪文複製は必ずチェーンボルトを複製します。
このような構成では、ランダム呪文複製スペルの複製の対象に成り得るのは手札にあるキャストされ済みのスピッターボルトを除いたスパークボルトとバブルスパークの二つになります。
必要に応じて複製の対象をよく絞るのが大事です。
3倍から最大27倍までスパークボルトが複製される構成です。
手札にあるキャストされ済みの呪文は複製の対象にならないとのことでしたが、
ランダム三呪文複製(3複製)でランダム呪文複製三倍を複製(以下、複製3x)しキャストすることによって
複製3xが自分自身を複製対象にできるようになるのがこの構成の目的です。
3複製がスパークボルトのみを複製対象と指定すれば3倍、
3複製(rec=0)→複製3x(rec=1)→複製3x(rec=2)→スパークボルトと複製されれば27倍になるわけです。
(これ以上の複製は再帰限界があるため不可能。recと再帰限界についての詳しい説明はギリシャ文字の呪文と再帰限界編を参照)
放射物調整盤の複製
この杖で、ランダム呪文複製はダメージプラスを複製します。
この時ダメージプラスの"ドロー効果"も一緒に持ってくるため、
ランダム呪文複製がコピーしたダメージプラスが本物のダメージプラスをドローし、スパークボルトに乗り、
ダメージプラスがもう一回乗るわけです。
コピーしたダメージプラスA→コピーされたダメージプラスB→コピーされたダメージプラスC→本物のダメージプラス
で次々とドローが発生し、計4回ダメージプラスがスパークボルトに乗ることになります。
しかし、3複製に場合は状況がちょっと違います。
3複製がダメージプラスを(ドローと一緒に)複製し、複製されたダメージプラスは元のダメージプラスをドローして手札に持ってきます。
デッキが空になり、捨て札は元から空だったため、複製対象が無くなって複製処理が終了します。
複製x3の場合と違い、ダメージプラスが計2回しか乗りませんでした。
一気に複製を三つ作ってキャストする複製x3とは違い、複製してキャストするのを三回繰り返すためこのようなことが起きるのです。
デッキを組むとき注意なければならない違いです。
そんなに重要な例ではありませんが、
3複製の複製によって杖ループが起こる例です。
- スパークボルトを引く
- スパークボルトを引く
- スパークボルトを引く→スパークボルト三つ
- ダメージプラスを引く
- →スパークボルト4がドローされる
- スパークボルト2を引く→スパークボルト二つ+ダメージプラス
- ダメージプラスを引く
- →杖ループが起こる→スパークボルト二つ+ダメージプラス三つ
- スパークボルト2を引く→スパークボルト二つ+ダメージプラス
- スパークボルトを引く
- ダメージプラスを引く
- →スパークボルト4がドローされる
- スパークボルト2を引く
- スパークボルト2を引く→スパークボルト二つ+ダメージプラス
- ダメージプラスを引く→スパークボルト二つ+ダメージプラス三つ
- ダメージプラスを引く
- スパークボルト2を引く→スパークボルト二つ+ダメージプラス
- →杖ループが起こる→スパークボルト二つ+ダメージプラス三つ
放射物調整盤の27x複製
27倍杖
細かく調整する必要はありますが、調整盤も27倍に複製する方法もあります。
ドローが行われる時、次のスペルのキャストに必要なマナが杖に残っていない場合、ドローは実行されず、ドローされる予定だったスペルもスキップされます。
スキップ、これはつまり手札に行かずにデッキや破棄札に残ったままになるのを意味します。
上の杖の場合、6番の3複製がキャストされた時点で既に残りのマナが0になったため、もしダメージプラスがドローされたとしても本物のダメージプラスをドローできず、デッキに残されたままになりずっと複製される現象が起きるわけです。
もし杖のマナが105だった場合は本物のダメージプラスが一つ目の複製ダメージプラスによってドローされてしまうため(ダメージプラスのマナ流出は5)、2、または4回しかダメージプラスが乗りません。
この時再びダメージプラスをマナ流出が7のヘビーショットに変えてあげるとまた27x複製が可能になります。
325ダメージ起爆性放射物
低マナホーミング誘導
フルート(とカンテレ)は最大マナが2しか無いため、最初ホーミング誘導はスキップされます。その後、ランダム呪文複製によってホーミング誘導が複製され、バブルスパークに乗ります。
パーク効果の除去
使用回数に制限がある調整盤スペルの無限使用
ギャラリー
原作者:daa130
再編集:Tensama0415
出典:主に英語ウィキページと他の色々
出典の出典:【Noita】ランダム呪文複製について、だー(daa130)著